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志村けんさんとコロナウイルス

志村けんさんは、なぜこんなに早く亡くなったのか?

「新型コロナウイルス感染症に発症した」と発表して4日後、
志村けんさんの訃報がニュースで流れてきました。

 

突然の事で驚かれた方も多いと思います。
私も、こんなに一気に悪くなって亡くなるとは・・・と驚きました。

新型コロナウイルス感染症については日々ニュースで流れています。

 

特徴として「倦怠感」「発熱」「咳」「呼吸困難感」が主症状となります。

 

志村けんさんも「人が上に乗っかかるような重さ」と倦怠感を表現していたそうです。

ウイルス性の感染症なので、「突然発症」が多い中、コロナウイルス感染症は
「なにか調子悪い・・・」
「熱があまり高くならないので、動くことができる」という特徴があります。
(この辺りはインフルエンザと区別されます)

さらに、「悪くなってからのスピードが早い」というのも特徴だそうです。

 

先日記事にしましたが、新型コロナウイルスの勉強会に参加した内容はこちらです。
コロナウイルスの勉強会で知ったこと

 

 

志村けんさんの病状

志村けんさんはいわゆる「持病」のある方に入ります。
一部の報道では「持病なし」と報道されていたようですが・・・

 

2016年に肺炎で手術を行い、2020年1月には胃のポリープを切除しているそうです。
肝硬変もあるそうです。

更に、ヘビースモーカーとしても知られており、4年前(2016年?)まで60本/日ほどのタバコを吸っていたそうです。

今回の新型コロナウイルス感染症の説明の中で、

  • 持病のある人は重症化しやすい
  • 子供は重症化しにくい
  • タバコはダメ
  • アルコールは飲まないほうが良い

など言われていますが、医療関係者から見ると「当たり前」の事だと感じます。

普段から免疫力を下げる習慣のある人は悪化しやすいという事です。

 

先日、「アッコにおまかせ」というテレビ番組で和田アキ子さんが
「酒は止めない」と言っていました。

もちろん、セーブするか否かは本人の自由ですが、
和田アキ子さんも持病があり、肺が良くないと聞いたことがあります。

和田さんもコロナウイルスに感染すると一気に悪くなる可能性がありますので、気を付けて頂きたいです。

 

志村けんさんは人工心肺装置を装着していた

ニュースでは、志村けんさんの報道の中で、「人工心肺装置を使用している」と言われていました。

その中で、ECMO(エクモ)という機械の紹介があっていました。

extracorporeal membrane oxygenation「体外式膜型人工肺」
が正式名称です。

人工心肺とは区別されますが、人工心肺装置と報道された方が伝わるので、そう表現されたのかもしれません。

 

ICUではECMOはよく使われる装置なので、経験したことのある医療関係者なら知っていると思いますが、志村さんは「ECMOを使わないといけないくらい悪い」状態であったという事が推察されます。

テレビで「ECMOを使っているから安心」みたいな芸能人の発言がありましたが、ちょっと違和感を感じました。

確かに、ECMOを使った後に回復する患者さんもいらっしゃいますが、ECMO(エクモ)は新型コロナウイルスを治してくれる装置ではありません。

あくまで「機能しなくなった肺の変わりに使われるもの」であり、肺炎(炎症)の回復の時間稼ぎでもあります。

ECMO(エクモ)が魔法の装置・・・くらいの認識でいる方もいらっしゃいますが、誤解だと感じます。

 

ECMO(エクモ)は、鼠径部(足の付け根)から下大静脈という太い血管にカテーテル(管)を入れ、血液を引っ張ってきます。
血液は「人工肺」で酸素化され、血液をまた下大静脈に戻します。

大量の血液を外に出すので、腹部の臓器(腸など)の虚血(血が足りなくなる)が起こりますし、血液が固まらないように「ヘパリン化」と言って血液をサラサラに保つ必要があります。

これにより、出血しやすくなります。

また、太いカテーテル(管)を入れているので、そこから感染するリスクもあります。

つまり、ECMOを使う時点で生きるか死ぬかは半々と認識しておくべきです。

 

 

新型コロナウイルス感染症は今後どうなるの?

予言者ではないので、どうなるのかは正直わかりません。
ただ、今よりかなり厳しい状況になるのは覚悟しておくべきだと思います。

 

スペインはわずか18日で1,600人程度の感染者が7万人を超える数へ増えました。

病院が新型コロナウイルス感染症の患者さんだらけになり、医師は50人以上亡くなったそうです。

今(2020年3月30日現在)、日本の感染者が1800人程度なので、18日後には数万人になっている可能性があります。

日本は「自粛要請」という形で人と人との接触を防ごうとしていますが、徐々に増えていっている現状があります。

今回の志村けんさんの訃報を受け、多くの人が「危機感」を持ったのではないかと思います。

日々「感染者が○○人に!」と報道するより、「あの志村けんさんがコロナウイルス感染症で亡くなった」と言われる方が心に突き刺さります。

もし自分だったら?
自分の家族だったら?
隣りにいる人だったら?

それくらい近くに危機が狭っている状況です。

個人的には「感染は免れない」と考えています。
これだけ感染力が強ければ、いつかそのうち罹患するでしょう。

 

ただ、「重症化を防ぐために免疫力を保っておかないと」と思います。

ストレスを最小限にし、適度に身体を動かし、温度差に気をつけ、睡眠を十分に取り、アルコールを飲まない生活をする。
タバコはもちろん厳禁です。

当たり前のことを当たり前にやる。

気をつけて、皆でコロナに備えましょう。

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