オススメ本・雑誌 看護 看護教育

エキスパートナース3月号「特集の総論」は一読の価値あり

皆さんこんにちは。
コロナウイルスが流行し、何だかスッキリしない日々が続いていますね。

おかげでエキスパートナース3月を読むのが遅くなってしまいました。
(↑ただの言い訳)

エキスパートナース3月号は「薬剤投与時の観察とタイミング」という大きなタイトルになっております。

【特集】薬剤投与時の観察とタイミング

今回の特集は「薬剤」です(←当たり前)

臨床でよく使われる「睡眠薬」「抗不安薬」「NSAIDs」「オピオイド」「不穏時薬」のカテゴリーで記事がまとめられていました。

認知症が増えている社会で「睡眠薬」や「抗不安薬」が表立って出てきている印象がありますね。

個人的に面白かったのは「総論」です。

薬剤の投与から排泄まで「超基本的なこと」が「わかりやすく」書かれています。

例えば、薬剤のADME(アドメ)って知っていますか?

  • Absorption(吸収)
  • Distribution(分布)
  • Metabolism(代謝)
  • Excretion(排泄)

の頭文字をとって「ADME(アドメ)」と呼ばれているそうです。

メタボリズムって「代謝」だったんですね(笑)

そんなの当たり前ジャン・・・という方もいらっしゃるかもしれませんが、これを正しく理解していないと、薬の理解を間違える可能性があります。

 

Absorption(吸収)の部分では「バイオアベイラリビティ(生物学的利用率)」を知っていないといけません。

薬を飲むと、「効果のある部分」と「排泄されてしまう部分」があります。
排泄や代謝を受けずに残ったもの(未変化体)だけが薬効を示します。
この利用率をバイオアベイラリビティと呼びます。

飲んだ薬がすべて効いてるわけではありません。

そして、Distribution(分布)は血液から作用部位へ到達する過程(これはわかりやすいですね)

Metabolism(代謝)は薬剤の分子構造を変えて分解や排泄しやすくする過程です。
(主に肝臓が担います)

Metabolism(代謝)の部分で出てくるのが「CYP(シップ)」と呼ばれる酵素
シトクロムと言われますが、肝臓内の薬物代謝酵素です。

この働きのおかげで薬が排泄されやすくなります。

Excretion(排泄)は薬物を体外に排泄する過程です(主に腎臓が担う)

 

肝臓が悪かったら、代謝が遅れて、薬が効きすぎたり・・・
腎臓が悪かったら、排泄が遅れて長く効いてしまったり・・・

色々と不都合が起こってしまいます。

また、「生物学的半減期」も大事なワードです。
(これは知っている人が多いかもですね)

血中薬物濃度が半分になるまでの時間です。

 

とまぁ、総論では「超基本的なこと」が「わかりやすく」書かれています。

 

ここまでは良かったのですが・・・

各論が個人的には微妙でしたね。。。

 

各論を読むのは辛かった・・・

すごく細かく書かれていましたし、ボリュームも多かったし、よく使われる商品名の記載もあったので、すごく親切な記事だと思いました。

 

しかし、改めて「情報が多い」=「良いとは限らない」という事を思い知らされました。

面白さが無くなってしまい、一気に教科書的になるんですね。

読んでも頭に入ってこないし・・・(←バカだから)

だんだん読むのが面倒になってきて(←バカだから)

読み返すことは無いでしょうね・・・

薬はやっぱり「索引」が要りますね。

 

では、どうすれば良いの?

 

え~!そこ聞きますか~?
(↑聞いてない!)

個人的には「処方例」から深めてほしかったですね。

ストーリーの中で「この時はこんな処方を使うよ~」みたいな内容です。

 

  • 患者さんが手術後に「痛い」と言っている
  • でも、この患者さんは腎臓が悪い
  • さっきアセトアミノフェン使ったばかりだし・・・
  • でも、痛そうだし、血圧高いし・・・

 

  • 患者さんが夕方に「ここは家」とおかしなことを言い出した
  • 「まだ不穏じゃないし・・・」
  • 「様子見る?」「なにか使う?」
  • まようなぁ~

 

  • 患者さんが1時に覚醒
  • 変な事言ってる・・・
  • 「睡眠薬?」
  • 「せん妄時の薬?」
  • どっちがいいかなぁ~

 

どこかの特集で見たことあるような内容ですが・・・
ストーリーがある方がスッと入ってきます(←バカなので)

医師の処方具体例・・・とかあっても嬉しいですね。

 

先月号は「絶対買え!」でしたが、
今月号は「欲しい人は買って~」(特集の「総論」は一読の価値あり

 

来月号(4月号)からエキスパートナースが変わるらしいですよ!

情報がありすぎる時代だからこそ「本当に必要な情報」を得るのが難しくなっている
だからこそ、次の時代で活躍するナースの育成に必要な知識を一冊に編集して・・・

と書かれていました。

楽しみですね~♪

編集大変そうですが・・・
編集部の皆様、頑張ってくださいね!

 

新人看護師勉強

 

-オススメ本・雑誌, 看護, 看護教育

Copyright© 看護師ブログ カンゴノオト , 2020 All Rights Reserved.