針刺し損傷が起こったらどうする?

針刺し

針刺し事故と針刺し損傷

針刺し損傷の勉強会に参加してきました。

以前は「針刺し事故」(accident アクシデント)と言われていましたが、近年は「針刺し損傷」(injury インジュリー)と言われるように変わっています。

その経緯は、「アクシデントは予測できない事故」「インジュリーは予防できる事故」と捉えられてきているからだそうです。

医療における針刺しは「予防できる」と考えられている時代です。

 

針刺し予防に関しては、医療関係者ならご存知だと思いますが、針刺し事故が起きたときにどうするか?という問題の方が頭を悩ませるのではないでしょうか?

 

針刺し損傷が起こったらどうする?

できれば起こしたくない「針刺し」ですが、ある一定の確率で起こります。

予防対策として「手袋を装着する(体に入る血液の量が半分になる)」「ゴーグルを使用する」など様々ありますが、やっぱりどこかの場面で起こります。

特に、血液、体液、粘膜・・・は怖いものがあります。

 

患者さんがHIV(いわゆるAIDSで認識されているもの)で、針刺し感染が確認されたら、2時間以内に抗ウイルス薬を投与する・・・となっているそうです。

夜間帯で起きた・・・と考えると恐ろしいですよね。
特に管理者となっている方は、絶対に知っておくべき内容です。
(恥ずかしながら、私は知らなかったです)

実際に、医療現場ではHIV感染患者から医療者が感染してしまった例も数例国内で確認されています。
安全な職場づくりのために、最低限知っておくべきことだな・・・と感じました。

 

HBV感染なら48時間以内に免疫グロブリンを投与・・となっています。
こちらはまだ余裕がありますね。

HCV感染は、急いで行う処置はありません。
(今後、肝細胞癌や肝硬変のリスクがありますので怖いですね)

針刺しが起こったときは、まず「流水下で洗浄する」というのが大前提です。
「絞り出す」はエビデンスは証明されていないので「やってもいい・・・」程度になっているそうです。

 

最後に、勉強会で紹介された動画を貼り付けておきます。
(衝撃的映像で、恐ろしくなりました)

カナダの職場安全を考える動画で、行政が制作したものらしいです。
安全な職場づくりを普段から作っておけば予防できたはずの事故ばかりです。

衝撃的すぎてショックでした。。。
閲覧注意ですが、見ると「事故を予防すること」の重要性を感じることができます。

これはアクシデント(予測できなかったもの?)なのでしょうか、それとも「予防できたもの」でしょうか?

youtubeのコメントを引用させていただきます。

SALEのバナーを天上から吊ろうとして転落した女性は、「これは偶然の事故じゃない、このような作業を2人で行うことをなぜ会社は徹底してなかったのか」と。「もうすぐフィアンセと結婚するんだけど、油が床に落ちているときに熱湯で解凍をするなんて…ぎゃ〜」「会社は棚の荷重オーバーを知っていた。監督者は棚が壊れていたことを知っていた。だからこれは事故じゃない」「家族を休暇に連れて行く予定なんだけど、俺が事故で死ぬなんて、会社はガスボンベを点検すべき…どっかーん」