『ファシリテーションの教科書』は会議運営を体系的に考えられる

『ファシリテーションの教科書』という本を読みました。
著者は吉田 素文さんという方です。

この本は「どうしたら『考える組織』をつくることができるのか?」という疑問をもとに、ファシリテーションの重要性や、考え方、流れを説明されています。

会議の中でいろんな方面から問題が出てくることがあります。

・売れ行きが下がったのは●●のせいだ!
・もっと●●に力を入れたほうが良い
・教育が追いついていないからだ
・若い人の考え方が悪い
・昔からいる人が考え方を変えない

など、問題と考えられている事は出てきますが、どうすればそれが解決できるのか・・・という事に対しては意外と出てこなかったりします。

また、決められたことであっても、個人が責任を持ってそれを実行する事が難しかったり、気がつけば「何も取り組んでいない」という事もあります。

この本の中には、メンバーの「腹落ち」という言葉を使われていますが、感情レベルで納得しないと人は動かないという事も改めて気付かされます。

1つの事を組織で決めるときには、メンバーの意見と集団のコミットメントが重要になってきます。

実際に、満場一致で決まったとしても「誰が」「いつまでに」「どこまで」「どのように」という実行プランがないと実行できません。

目的とアウトプットの重要性や細かい実行プランの重要性に気付かされます。

 

私は看護師として、「病院」という組織で働いていますが、問題は日々持ち上がります。
その中には「働くスタッフ要因」「患者さん要因」「組織の要因」などありますが、それらを責めても何も変えられません。

「どういう形が理想なのか」「どうすれば同じことが起こらないのか」「解決できる問題なのか」・・・という視点で考えて取り組まなければ、目の前のドタバタに追われ続けることになります。

少し難しい本でしたが、色んな事を考えておく必要があるんだな・・・と感じました。

若い頃にはあまり意識していなかった事を改めて体系的にまとめられている様な一冊でした。