『「いい質問」が人を動かす』
谷原 誠さんという方が書いた本なのですが、今回2回目を読みました。
人の特性を知り、質問で人を動かすテクニックが書かれています。
人は他人に言われるとやりたくなくなる傾向にあります。
そして、「なぜできないの?」と責められると、やる気を無くしてしまいます。
さらに、常に「言い訳」は準備されているということです。
では、どうすれば人は動くのか?
「痛みを避け、快楽を得られる時」に人は動くと言われます。
「怖いから言うことを聞く」というパターンは痛みを避けるために動くパターンです。
「メリットがあるから動く」というパターンは快楽を得られる時に動くパターンです。
前者は長続きしませんが、後者は自ら動くので長続きします。
この様な話が色々と書かれており、人をうまく動かすためのコツがたくさん入っています。
質問で相手の意見を引き出し、相手に決めさせる・・・
コンサルティングなどで用いられる手法でもありますが、効果は絶大です。
看護師は人を相手にする職業です。
患者さんだけでなく、医師や同僚の看護師、薬剤師・・・などすべて「人」が関わってきます。
相手と議論するのではなく、質問して相手に動いてもらうワザがあれば、楽に仕事を進めることができます。
読むのは2回目ですが、改めて勉強になりました。