スキン-テアはこれでOK!|エキスパートナース7月号



レビューが遅くなりましたが、エキスパートナース7月号を読みました。

今月の大きな特集は

・知らないと危ない!看護ケアのギモン
・現場のナースがアセスメント!スキン-テア 見分け方と予防・ケア方法

他・・・です。

1つ目の特集の「看護ケアのギモン」は、正直あまり新しいと感じず、個人的にはあと一歩感が否めない特集でした。

しかし、2つ目の特集「スキン-テア」の特集はすごくわかりやすくまとめられており、現場ではこれ一冊で事足りるのではないかと感じました。

特集はケリリン・カービル教授(オーストラリア)と真田弘美先生の対談で始まるのですが、日本とオーストラリアの違いなどを話されており、国によって特徴があるんだなと感じました。

スキンテアと褥瘡、IAD(失禁関連皮膚炎)との違いも詳しく説明されており、STAR分類システム(スキンテアの分類、カテゴリー1aからカテゴリー3まである)の紹介もされています。

また、スキン-テアになりやすい皮膚症状というのも書かれていました。
皮膚科の診断の中に「光線性エラストーシス(actinic elastosis)というものがあり、紫外線を多く浴びた皮膚は菲薄化して、弾性繊維の変性が認められるそうです。

エラストーシスというのは「エラスチンがない」という意味で、皮膚から弾力性が失われた状態です。
汗腺や脂腺の機能も低下して、全体的に乾燥して落屑を生じます。

最近はとても重要視されてきており、オーストラリアでは子供が外で遊ぶときはサンスクリーンローションを塗って、必ず帽子をかぶり、なるべく皮膚を露出させないようにしているそうです。

現在の高齢者の世代はそうしたことに無頓着であり、皮膚の脆弱性が高まり、スキン-テアが発生しやすい状態になっているそうです。

個人的には「日焼けに気をつけないと!」と危機感を感じた次第です(笑)

最新のスキン-テア情報が満載で、これ一冊で現場は十分なのではないかと感じました。
高齢者を多く抱える施設は特に気をつけて見ておきたい記事でした。