【注意!】麻疹(はしか)が流行中|もはや他人事ではない



麻疹が流行しています!

全国的に話題になっていますが、私の働いている病院でも麻疹(はしか)に対して注意喚起が出ています。

麻疹(はしか)の潜伏期間と症状

麻疹(はしか)は麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の感染症です。

空気感染(同じ空間にいただけでうつる)、飛沫感染(唾液などがかかってうつる)、接触感染(触ってうつる)と様々な感染経路を示し、その感染力は極めて強のです。

免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
麻疹に対して免疫を持たない者が感染した場合、典型的な臨床経過としては10~12日間の潜伏期を経て発症します。

2~4日目はカタル期と言われ、重症な感冒(風邪)症状が出ます。
発熱、咳嗽、鼻水などの症状がでますが、目ヤニが増えたり、涙目になることも特徴の一つです。

3~5日間は発疹期と言われ、全身に発疹が出現します。
口の中に「コプリック斑」という白いプツっとした斑点ができるのが特徴です。

5~7日は最盛期と言われ、発疹が体や手足、顔に広がります。
強い発疹と高熱、咳が続き、重症感が極度に達します。

8~10日は回復期になります。
発疹が出てから4~5日(発病後8~10日)経つと解熱してきます。
この時期に高熱と咳が続いていれば肺炎を併発している可能性があるので注意です。

麻疹の後、学校に行けるのはどのくらい?

麻疹(はしか)の伝染力は発疹出現5日目には消失します。
解熱後3日したら登校できるようになります
発疹のあと、色素沈着が残ることがありますが、元気が良くなれば登校可能です。

 

麻疹の合併症

麻疹(はしか)は、肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
その他の合併症として、10万人に1人程度、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。

予防接種は麻しん含有ワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%以上の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。

 

妊婦さんは特に注意!

妊娠中に麻しんにかかると流産や早産を起こす可能性があります。

妊娠前であれば未接種・未罹患の場合、ワクチン接種を受けることを積極的に検討すべきですが、既に妊娠しているのであればワクチン接種を受けることが出来ませんので、麻しん流行時には外出を避け、人込みに近づかないようにするなどの注意が必要です。