ナースは検査値を読むのが苦手??
普段からよく見ているハズなのに、意外と検査値を読めてない・・・という方、いませんか?
自信を持って「私は読めます」という方は少ないと思います。
私の周りのナースはたいてい「どう見ていいかわからない」と正直に(?)口に出しています。
(じゃあ、勉強してよ・・・(-_-;))
今月号のエキスパートナース 2月号は検査値の特集でした。
検査値は、あくまで診療の補助になるものです。
検査値を読めば全てがわかるわけではなく、臨床の症状と照らし合わせて予測する材料になります。
今月号のエキスパートナースが分かりやすかったのは、検査を見るポイントをシッカリと押さえていた点。
感染を疑った時、WBC(白血球)だけが動くのではなく、WBC↑・CRP↑・PLT↓が同時に起こります。
術後にALT↑が見られたら肝機能障害も疑います(基準値の3倍以上)
術後疼痛に対して、アセトアミノフェン・NSAIDs・抗生剤などの投与により影響がないか予測しておく必要があります。
単に
「Hgbが低下しているから出血だ」
「Creが上昇しているから急性腎不全かも」
という事も予測可能ですが、その際にどこを観察すべきかを知っておく必要があります。
今月のエキスパートナース2月号は臨床ですぐに使える検査項目がまとめられており、
●意識障害の患者で見たい検査値
●胸痛の患者で見たい検査値
●外科手術後の患者で見たい検査値
●脱水・低栄養の患者で見たい検査値
●高カロリー輸液投与中見たい検査値
●利尿薬投与中に見たい検査値
●抗凝固薬投与中に見たい検査値
●インスリン投与中見たい検査値
●抗がん剤投与中に見たい検査値
とまとめられていました。
教科書の検査値を一から読んでもなかなか頭に入ってきません。
臨床の症状と結びつけながら、「だからこの値が変化するんだ」という事を知って頭に入ってきます。
検査値が苦手なナースの皆さん、オススメですよ!