NOACとワーファリン



NOACとワーファリンで知っておいてほしいこと

抗凝固薬のワーファリンは血栓の予防に広く用いられてきました。

ワーファリンによる治療の際は血液が凝固するまでの時間を標準化した指標(PT-INR)を用いた定期的な血液凝固能のモニタリングが必須となります。

ワーファリンによるPT-INRの指標は、人工弁置換術ではPT-INR2.0~3.0、 非弁膜症の心房細動ではPT-INR11.6~2.6が目標値となります。70歳未満では2.0~3.0 、70歳以上では1.6~2.6がが至適治療域とされています。

 

従来の抗凝固薬の欠点を補うように NOAC が開発されました。

NOACはnon -vitamin K antagonist oral anticoagulants(非ビタミンK阻害経口凝固薬)の略です。

 

NOACはワーファリンのようなう調整は必要ないとされています。
さらに安全性に関しては、頭蓋内出血が少ないという結果が示されています 。

 

 

心房細動の薬物治療においてNOACが用いられることが多い。

主にNOACが使用される、抗血栓療法において、最も大事なことは脳塞栓症の合併をいかに減らすかということです。

ただしNOACはワーファリンに比べて高額であり、高齢化する日本の医療費を考えると一考の余地があります。

NOACには拮抗剤もありません。
ワーファリンは 値段も安くコントロールさえしっかりできていれば問題はありません。

どちらが優れているとは一概には言えませんがNOACのことも知っておきましょう。

 

ちなみにNOACの商品としては、プラザキサ(ダビガトラン)、イグザレルト(リバーロキサバン)、エリキュース(アピキサバン)、リクシアナ(エドキサバン)などがあります。