最新のガン看護を知ろう!~エキスパートナース7月号~



エキスパートナース7月号は抗がん薬の副作用ケア!

エキスパートナース7月号もう読まれましたか?
今月号の特集は『抗がん薬の副作用ケア』他でした。

私自身、抗がん剤は普段あまり馴染みのない薬なのですが、
今月のエキスパートナースの特集はそんな私でも理解できるレベルで
分かりやすくまとめられていました。

ガンの薬物療法に用いられる薬剤の作用機序

①殺細胞性抗がん薬:がん細胞の分裂を阻害

②分子標的薬:がん細胞がもつ特定の働きを抑える

③内分泌(ホルモン)治療薬:がん細胞の増殖にかかわるホルモンを阻害する

④免疫療法薬:免疫細胞を活性化して、がん細胞を攻撃する

の大きく4つについて、細かくまとめられています。

字も多いのですが、図も豊富に使われており、イメージは付きやすい作りになっています。

普段あまり使わないからこそ、こういうわかりやすい本は助かります。
時間をかけず理解ができます。

昔からも副作用(下痢・嘔吐などの消化器症状、FN(好中球減少)など)以外にも
注意したい部分が満載です。

薬も進化してきています。大変勉強になりました。

 

サルコペニア、フレイル

特集2は「サルコペニア、フレイル」の話です。

もう現場では当たり前に使われるようになってきて、今さら・・・という感じもしますが、
「看護師がサルコペニアを作っている可能性がある」という点が争点でもあります。

長時間抑制、栄養管理、水分管理など筋力とADLを考えてケアを行っているか!?
という点はもはや当たり前です。

 

夜間に患者が暴れた→抑制→昼間も怖いから抑制→夜は人手が足りないから抑制・・・

こんな事をやっていると、2~3日で寝たきりになってしまいます。

とりあえず禁食
とりあえず安静
とりあえず水、電解質輸液・・・

という医師が多いので、看護師はそれに乗ってはいけません。

 

昔から「早期離床」と呪文のように言われていますが、意外と現場のNsは「Dr指示」に弱いものです。
知識を持っていない理由を「医師の指示です」という逃げ道はそろそろ通用しなくなります。

「医者には任せられない」という思いで患者の全身状態や投与されている栄養剤、輸液、薬をアセスメントしたいものです。

 

エキスパートナース7月号にも書かれていますが、肺炎の入院高齢者に関するエビデンスとして、

●入院後2日以内に経口摂取する
●入院後3日以内に理学療法を開始
●入院後「とりあえず禁食」は良くない

というものがあります。

「早期」「早期」というのではなく、2日以内、3日以内・・・という具体的な意識が必要です。

 

患者のためでもあり、寝たきりが減れば自分たちのケアもやりやすくなります。
自分たちのケアは結果的に自分たちに返ってくるようにできています。

 

エキスパートナース 2017年 07 月号