認知症看護ケアのこれまでとこれから

認知症看護ケア



最新の認知症ケアの考え方

認知症看護ケア

認知症ケアガイドブックを読んでいて、p52に認知症ケアについて「これまで」と「これから」がまとめられていました。

非常に良くまとめられており、「確かにね」と同意できるものでしたのでご紹介します。

これまでの認知症ケア

これまでの認知症ケアは問題対処とあきらめのケアと記載されています。

  1. 家族や一部のスタッフが抱え込んでバラバラに⇒成果が上がらない、ダメージが増幅する
  2. 問題に対処するのが「ケア」、周りがしてあげる介護
  3. 問題は認知症のせい、仕方がない
  4. 認知症になると本人は何もわからない、できない
  5. 本人はわからないから環境は最低限でいい
  6. 危険だから外に出さない
  7. とりあえず、その場しのぎを

読んでいて、確かに・・・というか、今でもそう思っている部分もあります。

認知症は治らない病気で、ある程度は仕方がないと思っていますし、危険だと思っています。
「外に出さない」というのは極端ですが、「1人で外に出すのは戻って来ないような気がして怖い」という恐怖感もあります。

訴えも同じ訴えが続くので、とりあえずその場しのぎの対応をしたくなります。
夜中に「家に帰るから電話してほしい」なんて言われると、朝まで何とか時間をつなごうと手を変え品を変え、その場しのぎの対処をしようとします。

では、これからの認知症ケアはどうでしょうか?

 

 

これからの認知症ケア

これからの認知症ケアは可能性、人間性指向のケアと書かれていました。

  1. 家族や地域の人々、多様な専門職がチームで一つになって方針、方法を決める
  2. 認知症の人でも当然本人本位、本人が自分らしく生きる支援
  3. 問題の多くは「つくられた障害」背景・要因を探り緩和や憎悪防止を
  4. 認知症の人でも感情や心身の力は豊かに残っている
  5. 環境の力で安心と力の発揮を、馴染みの環境づくりがカギ
  6. 馴染んだ地域かや自然の中で
  7. 初期から最期まで関係者で継続ケアを

という「ふわっと」した表現ですが、色々と概念を変えていく必要がありそうです。

ただね・・・かなりひねくれている私の考えとしては、「こんな事言って大丈夫か!?」と思いますし、「現場で働いていない人の理想論でしょ」なんて思ってしまうんですね・・・

概念は素晴らしいと思いますが、「馴染みの環境づくり」なんて言われると「家に帰るべきだよね」と思います(というか、それが一番良いけど、家族が拒否されたりすると難しくなるし・・・)

本人が自分らしく生きる支援・・・OKだと思いますよ。でも、「自分らしい、自分らしくない」と思うのは周りじゃなくて本人だから・・・そして本人に任せると「わがまま」になったりするから・・・

病院施設など集団収容の環境ではちょっと無理がある概念でもあります。

 

ただね・・・認知症の方を「どうせわからないから」と怪訝に扱うのは大問題ですよ。
むしろ、問題を大きくするだけだからケアする人は気をつけるべきだと思います。

意見の違いはあるかもしれないけど、相手を尊重した対応というのは必須です。

 

パラグアイで眞子さまが絶賛されているというニュースを見ました。
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-2059.html

「衝撃的な気品」という表現がまたすごいのですが、やはり相手を尊重した謙虚な態度が相手から尊重される一つのコツだと思います。

つまり、自分の態度は自分に返ってくるということですね。

相手を上手に誘導したいなら、まずは相手の意見を聞くことです。
そんな事もわからないで、無理に関係を作ろうとしても作ることはできません。

と、偉そうに言っていますが、自分も反省点はたくさんあるので、気をつけないと・・・(汗)

 

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