エキスパートナース9月号を読みました
もう読まれましたか?今月(9月号)のエキスパートナース。
特集は「あれっ?と思ったら検査値この3つ」
私の第一印象は・・・
「どうした?エキスパートナース!?」
先月8月号の出来が良かったのもあり、急にわかりにくく感じました。
特に「総論」なんて無理矢理感がありましたね。
●「おや?はてな?」と思う観察力が重要です。
●検査値も見ることで気づきを早期発見に結びつけられる
・・・・など。
今更そんなの書いてどうなるの?
いや、そんなのわかってるよ。。。
わかってて出来ないから現場では問題になるんじゃない。。。
字ばかりで総論を述べられると、「知ってるよ」と突っ込みたくなります。
スタートが教科書みたいでつまらない・・・というのが第一印象。
さて、「3つ」ってあったから期待したのですが、症状別に「3つ」に絞った内容でした。
う~~~ん。説得力に欠ける・・・
3つ・・・とシンプルにしている所は良いのですが、「つながり」を感じないのですよ。
文章もくどい感じがしましたし・・・
図もちょっと説明がわかりにくいかな・・・
個人的な意見で恐縮ですが、面白くなかったです。
やっぱり、8月号の出来が良かったのですよ。。。
(8月号、買ってない人は買いましょうね!)
さて、特集2(TOPIC特集)は「排尿自立指導」の病棟での進め方。
こちらも字が多かったです・・・
尿道カテーテルに関して、排尿自立指導を実施すると、診療報酬上の点数がもらえる・・・というインセンティブにより取り組まれていく物と思われますが、個人的には「ナースのアセスメント力が上がる」というよりは、「ナースの書類仕事が増える」と写りましたね。
p109の骨盤底筋訓練などは役に立つと思いますが、管理が看護師側に偏っており、患者主体に見えないんですよね。
ちょっと「現場」との距離感を感じた内容に見えました。
こちらも「教科書的」というか、理論的な印象が強かったです。
どちらかというと、現場で働いていない人たちが喜ぶような内容に見えました。
とはいえ、今後老人が増えていく中でもう少しシンプルに改善されていくとは思っています。
ADLに関しては自立してもらわないと人手ばかりかかってしまいます。
「大変」だけで終わらないような現場の取り組みが必要ですね。
患者さん側のメリットも十分に考慮する必要があります。
「患者に説明」では読者には伝わらないのです。
今ひとつ・・・配慮に欠けた記事に感じました。
今回は厳しい意見となりました。
ただ、誤解しないで欲しいのは、「買わない方がいい」と言っているわけではありません。
こう書きながらも読んでみて頭で整理できた所もあります。
読んでみて判断して下さい。
↓エキスパートナース9月号