看護師が動脈採血をして良いのか



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看護師は動脈採血をして良い?

これって結構グレーゾーンみたいですね。

基本的に看護師の動脈採血は認められていないはずです。
施設によっては「え?やってるけど?」という声を聞いたことがあります。

看護師の仕事の範疇は「医師の指示のもと」というルールがあります。

ただし、病院で働いていると、その病院の慣習というものがあり、グレーゾーンが出ているものもあります。

例えば、大学病院では「末梢からのルートキープ」は研修医が行います。
普通の中小病院では看護師が行う業務です。

動脈採血については、ごく一部の病院で行われている場所があるようです。

背景には「医師不足」「医師が明確な指示を出さない」「看護師が勝手にする」などあるようですが、「看護師が勝手にする」行為は倫理的に問題があります。

最近でこそ、医療行為に近い行為が認められつつありますが、まだまだ法律的には認められていない部分が多いのが現状です。

「そうは言ってもこの人数でやってられないよ」という声も聞こえてきそうですね。

 

 

看護師は薬剤投与をして良いのか

こちらも基本的には「医師の指示のもと」という事です。
まぁ、当然といえば当然なのですが、救急の現場では「CPAのアルゴリズム」という物があります。

これに則って治療を行う場合、医師が「アルゴリズムに則って治療する」という指示を出せば、その場に医師がいなくても緊急時の薬剤は投与できます。

ただし、基本的にはBLS(心臓マッサージと換気)が基本です。

医師が宅直の場合、恐らく患者さんを助けるのは難しいでしょう。

多分、看護師の判断で薬剤を投与するケースも数多く存在するはずです。

 

なぜこういう事が起きるのか?

 

一つは人手不足や怠慢だと思います。
医師が明確に「使ってはダメ」「使って良い」という指示を出していないと現場の看護師は動けません。

看護師の方も「私たちはここまでやれます」「これはできません」という明示をしないといけません。

組織の中ではある程度声を出していかないと相手に伝わらない事が多いものです。

 

もう一つは、看護師のレベルが上がってきているという点。

これは良いことでもあり、勘違いしやすい悪い部分でもあります。

慣れてくると「いつも通り」と感じてしまうのです。
「知っているからこそやってしまう」

名目は「患者さんを助けるため」という目的があります。
ただ、患者さんが望まない場合や、そこでミスがあれば誰が責任を取るのでしょうか?

倫理的には非常に複雑な問題になってきます。

 

私たちは万能ではありません。

現場の空気感というのはその場にいないとわからないものです。
その空気の中をどう判断して動くか・・・

やはりある程度「訓練」が必要になってきます。

救急の現場では「身体が勝手に動く」という表現を使います。
訓練を続ければ勝手に動いてしまう感覚を感じるものです。

ただ、あくまで「医師との協同」という点を忘れないようにしないといけません。

勘違いの罠は危険です。

 

↓看護師の業務について詳しく書かれています