看護師におすすめできる雑誌
皆さんこんにちは。
今日は看護師が読むべきオススメの雑誌について書いてみようと思います。
「最近の看護師(若者)は本を読まない」という声を良く聞きます。
実際にはどうなのか?
ほぼ当たっていると思います。
スマホやインターネットの普及により、大抵の人は「調べ物=ネット」です。
これはこれでよいのでしょうが、ハッキリ言ってインターネットでの情報だけで完結していると、知識の蓄積にはなりません。
これはすでに殆どの人が感じていることかもしれませんが、インターネットの情報は多すぎて、人間の脳にとっては情報が多すぎます。
また、一時的な理解にはなりますが、断片だけの記憶で頭のなかでつながりができにくいのです。
情報を体系的に整理するには、「ノートに書く」「繰り返し見る」などの工夫が必要になってきます。
今日調べたことはすぐに忘れてしまいます。
そして、明日には何を調べたかさえ覚えていないでしょう。
人間の記憶なんてそんなものという事をまず知るべきです。
看護師は雑誌を読むべきか
看護師は雑誌を読んだほうが良いのか・・・
そうですね。
個人的には「雑誌」に限らず、本を読むべきだと思います。
最低月に一冊は専門雑誌は読むべきでしょう。
これさえやっていない人が多すぎて驚くのですが、本当に勉強を持続的にやっている人の少ないこと・・・
私の場合、「本を読まない日」の方が少ないくらいです。
(自慢しているわけではありませんが、専門職としては当たり前のことだと思っています)
「時間がない」という方がいますが、これも「スマホ」に時間を取られているせいではないでしょうか。
ラインやゲームする時間があるのなら10分でいいから本を読めばいいのに・・・と思いますね。
時間の使い方は人それぞれですが、毎日数十分もスマホに時間を持っていかれるなんて勿体無いです。
まぁ、それはさておき、今日はおすすめの雑誌についてでしたね。
日創研シリーズ
まず、日総研のシリーズは個人的にはあまり好きではありません。
「専門誌」みたいな雰囲気は出ていますが、同じ内容の繰り返しで、投稿者の文章力により大きく左右されます。
殆どが認定看護師や専門看護師の方が書いているので、何となく「新しいもの」という錯覚を起こしますが、そんなに目新しい内容は書かれていません。
一応2ヶ月に一度目を通すようにしていますが、何だか心が揺らぎません。
それに、対費用効果としては悪いと思います。
字が多くて、自分のコンディションが悪い日は読もうという気さえ無くなります。
「私、この雑誌、とっているんだ(すごいでしょ?)」という空気感が一番嫌いかもしれません。
メディカ専門シリーズ(ブレーンナーシング・ハートナーシングなど)
メディカの専門雑誌シリーズはわかりやすくて良いと思います。
教科書の延長・・・という感じはしますが、わかりやすく表現されているので、勉強材料としてはとても良いです。
専門的な内容に絞っており、偏りはありますが、深く学ぶ事ができます。
少し値段が高いのが難点ですが、全体的には悪い感じはしません。
エキスパートナース
個人的にはバランスが良くて好きですね。
絵が多くて、初心者向けというイメージはありますが、最近は内容も充実してきました。
特に医師が書いている記事は「先生ってこう考えているんだ」という指標になります。
初心者よりも、むしろ中堅に読んでもらいたい雑誌です。
毎月購読するなら、エキスパートナースが一番オトクで充実していると思います。
専門誌は内容が偏りがちですが、エキスパートナースは現場に即した内容を取り入れ、幅広い分野の内容を知ることができます。
救急で勤めている人は慢性期の病棟のトレンドがわからないでしょう。
そんな部分もマルチにサポートできるので、良いですね。
価格も安く、定期的に購読するのにオススメです。
月刊ナーシング
こちらも人気がありますね。
毎月「ムック」的な内容で、ボリュームがあるので得した感じがあります。
ただ、内容は「どこかで見たような基礎的なところ」が多く、あまり「最新」という感じを受けません。
ある程度経験を積んだ人が全体的な「振り返り」として利用するには良いと思いますが、あまり知識や経験のない人が読むとそれが最新と思い込んでしまうかもしれませんね。
ボリュームが多い=字が多いなので、その点も注意です。
買ったは良いけど、最後まで読めなかった・・・
いつか読もう。では雑誌の使い方ではありません。
他にもたくさん出ていますが、あとはあまり変わらない感じですね。
雑誌というのは「時代の流れ」を見ていくものです。
最新のトレンドや自分の足りない部分を読みながら埋めていきいます。
なので、何も読まなければ数年後に「いまさら?」と言われるでしょう。
日々の準備(勉強)がそれを予防してくれます。
看護師の中で専門誌を読んでいない人は少ないのかもしれませんが、もし読んでない人がいるなら、最低でも月に1冊は読むようにして欲しいものです。
勉強不足は相手にすぐにバレます。
自分たちが患者さんの命を握っています。