インフルエンザの対応について

インフルエンザの対応について



インフルエンザの対応について

インフルエンザが出ています

先週、久しぶりに救急外来の勤務で「トリアージ」をしました。
トリアージというのは、外来患者さんの初期診療というか、重症か否かを判別する仕事になります。

より重症な患者さんをいち早く診療できるための対策で、私の勤めている病院は看護師が行っています。
トリアージを行う上で「JTAS BOOK」というものを参考にさせてもらっています。
(JTASについての詳しくはまたいつか・・・)

さて、それは良いのですが、インフルエンザの患者さん(A型)が早速出ました。

 

インフルエンザの患者を見た時に看護師がやること

正直言いまして、時期になればある程度「疑い」が出るのですが、この時期はわかりません。
最近は「咽頭」を中心とした感冒症状を訴える方が多く、ほとんどがただの風邪。
もしくは、風邪が悪化して喘息の発作など・・・が多数です。

では、インフルエンザとは・・・

インフルエンザとは、気道粘膜にインフルエンザA、もしくはBウイルスが感染して引き起こされる呼吸器感染症である。
上気道、下気道症状に加え、発熱、頭痛、筋肉痛を伴う。 合併症として、肺炎、横紋筋融解、脳炎などがある。

いわゆる、ウイルスに感染して引き起こされる呼吸器感染症のことです。

これがやっかいなのは、「感染力が強い」こと。
咳により拡散し、周りの人にうつしてしまいます。

インフルエンザを疑う場合は、迅速診断テストを行うのですが、速診断キットの感度は60~70%、特異度は97~99%と報告されていますので、100%とは言えません。

まぁそれでも、陽性が出れば治療をしますので、臨床ではあまりパーセンテージは関係ありません。

ちなみに、インフルエンザキットでの反応がでるのは半日~1日かけてからです。
一度目で陰性だとしても、疑っておかなければなりません。

ちなみに、私が数年前にインフルエンザに罹った時は、はじめ「陰性」でした。
勤務中はじめに調子が悪くて受診して「陰性」
解熱剤を飲みながら仕事をし、あまりにきついので再受診すると「陽性」になっていました。

看護師として、感染の拡大を防ぐ(患者さんにマスクをしてもらう、隔離する)
早めに診療してもらい、帰ってもらう。
自分自身もマスクをし、帰る前に歯磨きをする(←海外では当たり前らしい)

インフルエンザの治療と薬

抗インフルエンザ薬の選択に当たっては、タミフル(オセルタミビル)、リレンザ(ザナミビル)、イナビル(ラニナビル)、ラピアクタ(ペラミビル)をそれぞれの特性により使い分けます。

薬は48時間以内でないと効果がないと言われていますので、遅すぎない受診がポイントです。

ただ、発症48時間以降は有用性は乏しいと言われていますが、 麻黄湯は例外で、入院例では48時間以降でも効果があるというデータもあるそうです。

 

インフルエンザの合併症

厄介なのですが、肺炎が多いです。

その他に、横紋筋融解症・脳炎・敗血症・中耳炎・副鼻腔炎・・・など。

インフルエンザで低酸素血症、循環不全、意識障害、中枢神経障害が見られる場合は、死亡率が上昇する重症・予後不良のサインであり、重症合併症か基礎疾患の増悪を考えておく必要があります。

重症になる前に対策をしておきたいものです。

 

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