MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)の対策

MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)対策

MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)対策

MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)の何が怖いか

MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)が韓国で流行しているというニュースがやたら流れています。
私の勤めている病院でも注意を呼びかけられるようになりました。

MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)はMERSコロナウイルスというウイルスを病原体とした肺炎です。

これが怖いのは、死亡率が40~50%と高いこと。
さらに、病院内で感染するリスクが非常に高いという点が怖いのです。

 

ウイルスに対する薬剤(抗ウイルス剤)はないとの事でした。
なので、基本的には自己免疫による治療しかありません。

基本的にはウイルスに感染すると薬はありません。
突発的な発熱はウイルス感染によるものが多く、対症療法(解熱剤など)で回避していきます。

 

MERSは世界で死亡例も多く出ており、今後日本でも感染者が出てくる可能性が高いのです。

ちなみに、現段階では宿主は動物で、ヤマコウモリまたはラクダが疑われています。(日本では見受けられませんね)

MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)の病院での診断は?

まず、38.0度以上の発熱と14日以内に渡航歴があれば、かなり疑われます。

確定診断を付けるにはMERSコロナウイルスの検出の検査をしないといけないので、少し時間がかかるようです。
迅速キットは今のところない?(不明です)

病院では、疑いがあれば感染症の拠点病院へ転院。同時に保健所にも通達しなければなりません。

マスクやガウンは必須です。
同時に接触した家族なども14日間は注意が必要になります。

汚染された手(疑われる手)で鼻や目などの粘膜に触れないようにする必要があります。

MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)の予防方法

予防としてはマスクが言われています。というか、マスクは基本になります。

 

基本的には空気感染ではなく、接触感染だと書かれた資料が多いです。

ちなみに・・・空気感染とは、同じスペースにいた人(部屋や電車など)は感染します。

接触感染とは、その人に触れる、またはその人が触った場所を触れる事で感染が拡大する感染です。

おまけに、飛沫感染とは、その人が発した咳や唾液の付着により感染するものを言います(1m以内の人は感染しやすいと言われています)

 

接触感染なので、マスクと手荒いが基本です。
海外では鼻の穴にワセリンを塗布するという予防策もはやっているようです。ワセリンは安いので一つ持っておくと良いかもしれません。

韓国では日本製のマスクがかなり売れているという記事がありました。

 

MERS(マーズ:中東呼吸器症候群)の看護

さて、私は看護師なので、一応看護についても書きたいと思います。
基本的には「感染者の看護」になります。

肺炎が主症状なので、呼吸の管理が大事です。

SPO2値を見ながら、酸素化は大丈夫か、血液ガスのデータを見ながらCO2は貯留していないか、痰の性状はどんなものか、呼吸音は減弱していないかなどを観察します。

肺炎なので、ある程度排泄物(痰)が増えてくることが予測されます。
発熱で呼吸数も増えるはずです。

ある程度の加湿にも気をつけていきたいところです。

身体の免疫が発揮できるまでに、3~4日かかるはずです。

その間に体力を消耗させないような工夫や苦しくないような工夫が必要です。

十分な酸素と加湿。ムダに動かしたりしない、エネルギーや水分が足りているかを観察しながら介入します。

そして2次感染にも注意が必要です。
関わる看護師は最低限とし、マスクと手袋・ガウンは必須です。
周りや自分の家族に感染させないよう、十分に注意しましょう。
ドアノブなど人が触る場所は定期的に清掃が必要です。

排泄物からの感染もSARSの時には報告されています。
患者の排泄物の取り扱いには十分に注意しましょう。

仕事終わってからの歯磨きも効果的だと書いてある記事を読んだことがあります。

怖いですね。
韓国は日本のすぐ隣の国ですので、他人事ではすませられません。

色々と誹謗中傷がネット上でされているようですが、感染した患者さんや家族の事・・・そして周りの人の事ももう少し考えて欲しいですよね。

感染した患者さんが早く良くなって欲しいですね。

 

普段から基本的な手洗い・うがい・・・水分補給は怠らないようにしましょう。