看護師のリーダーシップ

マネジアルグリッド

マネジアルグリッド

看護師のリーダーシップもマネジリアルグリッドで知る

皆さんこんにちは。
今日はリーダーシップのスタイルについてです。

 

ブレイクとムートンという人が考えたものに、マネジリアルグリッドという物があります。

リーダーシップのスタイルは「人間関係への関心度」と「業績度の関心度」をそれぞれ9段階に分けて、9×9=81のグリッドに分けられるとしたものです。

聞いたことがある方も多いと思いますが、「9・9」を理想的なリーダーシップとし、「1・1」「1・9」「9・1」「5・5」の偏ったリーダーシップがあると言われています。

 

「1・1」タイプ~放任的指導

このタイプの基本的な考え方は「クビになったらおしまい」です。

特徴として、
・無気力
・単なる上司と後輩のパイプ役
・仕事の方針や計画が何もない
・趣味の世界で生きている人が多い

後輩の特徴
・極端にヤル気がなくなる
・自分勝手な行動をと後輩が増える
・組織や先輩をバカにする

最終的には後輩は「成長したい」」という欲求が無くなり、成長しなくなる

 

1・9タイプ~民主的指導

このタイプの基本的な考え方は「嫌われたらおしまい」です。

特徴として、
・人間関係第一
・後輩の顔色を伺いながらの指導
・人は良いが頼りにならないと言われることが多い
・業績は安定しているが低成長型

後輩の特徴
・先輩に好意は持つが尊敬はしない
・仕事上頼りないので、信頼感を失う
・「くれない族」が発生しやすい

最終的にしつけができていないわがままな後輩が増える

 

9・1タイプ~独裁的指導

このタイプの基本的な考え方は「なめられたらおしまい」です。

特徴として、
・仕事第一主義
・厳しく言う事を聞かせ、後輩を支配しようとする
・勉強熱心
・組織の内外に敵が多い
・チームの業績は一時的に上がることがあるが、長続きしない

後輩の特徴
・言われたことだけ、しかたなしにする後輩が増える
・自分の意見を言わなくなる
・上下の対話(本音の対話)がなくなっていく

最終的に「イエスマン」の後輩が増える

 

5・5タイプ~妥協的指導

このタイプの基本的な考え方は「バランスが崩れたらおしまい」です。

特徴として、
・保守主義
・状況で組織側に立ったり、後輩側に立ったりする
・人間関係はつかず離れず
・「●●がこう言った」と責任逃れをする

後輩の特徴
・事務的にしか先輩と接しなくなる
・最終的には裏切られるのではと先輩に懐疑心を持つ
・そこそこにしか仕事をしなくなる

最終的には後輩は「仕事だからしかたなくやる」といった割り切った後輩が増える

 

ダグラス・マクレガーのX・Y理論を看護管理者も知っておく必要がある

ダグラス・マクレガーは、管理者の中には、伝統的な管理者(Xタイプ)と人間の本質を理解した管理者(Yタイプ)がおり、後者が良い成果をあげていると述べました。

 

Xタイプ:「1・1」「1・9」「9・1」「5・5」

●普通の人間は生まれつき仕事が嫌いで、できれば仕事はしたくないと思っている

●この仕事は嫌いだという人間の特性があるために、たいていの人間は強制されたり、統制されたり、命令されたり、処罰するぞとおどされたりしなければ、目標を達成するために十分な力を出さないものである

●普通の人間は命令されるほうが好きで、責任を回避したり、あまり野心をもたず、何よりも安全を望んでいるものである

 

Yタイプ:「9・9」

●仕事で心身を使うのは当たり前のことであり、遊びや休暇の場合と変わりはない

●外から強制したり、おどしたりすることだけが目標達成に努力させる手段ではない。人は自分が進んで身を委ねた目標のためにはみずから自分にムチ打って働くものである

●献身的に目標達成に尽くすかどうかは、それを達成して得る報酬次第である

●普通の人間は、条件次第では責任を引き受けるばかりか、みずから進んで責任を取ろうとする

●企業内の問題を解決しようと比較的高度な想像力を駆使し、手練を尽くし、創意工夫を凝らす能力は、大抵の人に備わっているものであり、一部の人だけのものではない

●現代の企業においては、日常、従業員の知的能力はほんの一部しか活かされていない

●Y理論に基づいた指導でなければ、自ら考え、行動する部下や後輩を育てることはできない

 

看護管理者は「9・9」タイプになるために何が足りないか考える必要がありますよね。

頭の固い「9・1」タイプの管理者だと職場は最悪です。昔のヒトラー政権を思い出させます。