あなたは知ってる? 看護師のプリセプターの時代変化

看護師プリセプター



看護師プリセプター

プリセプターとして関わっている皆さん。 最近はプリセプターの考え方が変わって、次々に新しいことが導入されています。

プリセプター教育は即戦力から基本的看護技術の習得へ

1990年代は「職員の定着率向上の時代」でした。

トレーニングする機会はなく、管理者はプリセプターに優しく接することを求めた時代です。

蝶よ花よと育てようとしましたが、プリセプティーがあまり好ましくない行動に出たときでさえ叱れずにいるジレンマに陥り、プリセプターの機能を考えさせられる事態になりました。

施設によっては「うちは違かったよ」という所もあるでしょうが・・・

2000年代は「安全な看護技術指導の時代」です。

2002年には厚生労働省から「新人看護職員研修到達目標」が出されました。

2009年7月9日に保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律」の一部改正が行われました。

①看護職の基礎教育は4年制を基本とする
②助産師の研修期間を6ヶ月から1年間とする
③看護職者には専門職者としての能力の維持・向上への努力義務がある
④雇い主は、新人看護職の育成に関する努力義務がある

 

つまり、

・これからの看護師は大学出身が当たり前だよ
・看護師になったら、継続して自分たちで勉強してよね
・病院はきちんと育成してよ
という事です。

看護師になったら一生勉強です。
一生です!

2009年12月 「新人看護職員研修ガイドライン」公表

2010年4月 新人看護職員の卒後臨床研修努力義務化

2011年2月 「新人看護職員研修に関する報告書」 「新人看護職員研修ガイドライン」公表

2014年2月 「新人看護研修ガイドライン改訂版」公表

忙しいですよ・・・「努力義務」なんて言っていますが、結局は取り組んでいない病院は時代遅れになりますからね。

 

なぜ「新人看護職員研修ガイドライン」が出されるようになったのか

実はこれ、1年目の事故が多発したんですよ。

その背景を分析した結果・・・
①基礎教育における実習制限と実習時間の短縮
②高齢社会で合併症患者の増加
③在院日数の短縮化で病棟の患者が重症化

つまり、経験がない(経験したことがない)看護師がぞろぞろいて、対応できなかったんですね。

看護学校でも経験させてもらっていない、突然現場に出されて何が何やら・・・

それでいて、最近の老人は合併症が多い!

複雑な病気を理解できないから見落とす。
自信を失った看護師は離職に追い込まれる・・・
悪循環だったんですね。

という事で、基本的看護技術の育成に力を入れることになったというわけです。